元彼の話
私には元彼がひとりいる。
その彼のことが大好きだったことを
今思い出したから書いて眠ろうと思う。
彼は部活の先輩だった。
色白で背が高く、恋愛に興味がなさそうで
ぼんやりとした人だった。
そこが好きだった。
絶対に関係を続けたところで
幸せにはなれなかったと思う。
そう信じていたい。
高校の文化祭で
あなたは幽霊2みたいな役をやっていたね。
役ではあっても、貴方が死んでしまうことを
考えたらすごく泣けてしまったことを思い出したよ。
本当に好きだったんだと思う。
だから今、あんなに好きになれる人に
出会えなくて苦しんでいます。
一生分の好きを貴方にあげてしまったのかな
って心配になるほど、
今もあの時の好きな気持ちを忘れられないでいます。
会えたらいいのにな、
貴方が東京で苦しんでいたら支えてあげたい。
でも貴方はきっと私のことなんか忘れて
きっと呑気にやってるんだよね。
あの時の最悪な私と付き合っていてくれてありがとう。